今日では、褐色の肌と言ったりするように、「かっしょく」と読んで赤茶色のことを指しますが、昔は「かちいろ」または「かちんいろ」と読んで、紺よりさらに濃く暗い青色のことでした。「かちいろ」すなわち「勝色」ということで、縁起を担いで武将たちに愛好されました。中世の軍記ものには、この色の直垂をきた武将がよく登場します。
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