京町家「袋屋」～@yuzen友禅ネット

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京町家「袋屋」

京町家「袋屋」は丹波亀山（現在の京都府亀岡市）出身の初代大坂屋伊助が元文元年（1736）に上洛し呉服商を創業し、三代目伊助が文政５年（1822）に現在の地に居を移したのが、その由来です。現在の母屋は6代目が明治41年（1908）に増築普請した「表屋造り」になっています。
現在も呉服の白生地卸を営んでいますが、今回イベント会場としてお借りすることになりました。

		通りに面した入り口から、店先・玄関・台所・奥座敷・庭先と奥に長く続く典型的な下京の商家の造りです。表の入り口から裏庭まで通じる土間は「通り庭」で、その台所部分が「走り庭」です。太い化粧木組からなる梁桁（はりげた）で構成された高い吹き抜け天井は「火袋（ひぶくろ）」と呼ばれます。井戸、流し、お竃、押し入れなどが備わっていて、昔の商家の様子がそのまま保存されています。
母屋１階（京間34.5畳）	台所・走り庭

		土蔵をバックに中庭を囲んで立つ数奇屋３部屋が離れです。障子戸にはすべて凹凸のある「大正ガラス」がはめ込まれていて、庭木の緑が穏やかに見えます。母屋の２階座敷は、床の間、違い棚、天袋、地袋のある典型的な書院となっています。縁先からは、土蔵をバックにした家と庭の配置がよくわかります。今回はスタッフの控え室として使う予定ですが、興味のあるかたは是非こちらの部屋もご覧下さい。
離れ（京間16.5畳）	母屋２階（京間14畳）

会場地図 京町家「袋屋」
（長江伊三郎商店内）
〒600-8443
京都市下京区新町仏光寺上ル船鉾町
phone 075-351-1029

京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」、または阪急電鉄「烏丸駅」より徒歩で約５分のところです。

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